MicroStrategyの執行会長であるマイケル・セイラー氏は、最近の市場価格の下落にもかかわらず、同社はビットコインの買い増しを継続すると述べた。
MicroStrategyは企業の評価額と財務をボラティリティの高い暗号資産に結びつけており、同社の姿勢は機関投資家によるビットコイン採用の指標となるため、極めて重要である。
Channel i Newsのライブ配信の中で、セイラー氏はビットコイン価格が7万8000ドルまで下落した市場の急落について言及した [1]。彼はこの下落を広範な市場調整の圧力によるものとし、この局面を買いの好機であると表現した。セイラー氏は、「我々はビットコイン戦略を放棄しない」と述べ、さらなる買収への意向を「More Orange」という言葉でまとめた [2, 3]。
財務データからは、同社のリスクエクスポージャーの規模が明らかになっている。MicroStrategyは現在84万3738 BTCを保有しており、その価値は648億3000万ドルに達する [4]。しかし、同社は激しい変動に直面しており、MSTR株は前年比で58%下落している [5]。この変動により、140億ドルのビットコイン含み損が発生している [6]。
こうした損失にもかかわらず、同社は480億ドルのドル準備金バッファーを維持している [7]。この流動性は、同社が2033年までに1株あたりのビットコイン量を最大化するという長期目標を追求する間、さらなる価格変動に対するクッションとなる。
セイラー氏は蓄積に意欲的である一方、保有資産が永久にロックされているわけではないことも示唆した。彼は、「早ければ2026年にも一部のビットコインを売却する可能性は否定できない」と述べた [9]。これは、主目的は長期的な成長にあるものの、今年度中に戦略が転換する可能性があることを示唆している。
同社の現在の評価額には顕著な乖離が見られる。ビットコイン保有資産は648億3000万ドルと評価されているが [4]、MicroStrategyの総時価総額は586億ドルと報告されている [10]。これは、同社の資産が現在の時価総額を上回っていることを示している。
“「我々はビットコイン戦略を放棄しない」”
MicroStrategyの戦略は、ビットコインの長期的な価値上昇に対するハイレバレッジな賭けとなっている。巨額の含み損を抱えながらも膨大なドル準備金を維持することで、セイラー氏は2033年の目標達成に向けて短期的なボラティリティを乗り切ろうとしている。2026年に売却の可能性に言及したことは、同社が最終的に利益を確定させるか、あるいは企業運営を維持するためにポートフォリオのリバランスを模索する可能性があることを示唆している。


