ハビエル・ミレイ大統領は、上院のLa Libertad Avanza議員団リーダーであるパトリシア・ブルリッチ氏からの辞任申し出を拒否した [1, 2]。
この出来事は、与党の立法戦略における内部摩擦を露呈している。争点となっているのは、政権による裁判官の任命権と、上院リーダーが行政の決定に反対する際に持つ自律性の程度についてである。
ブルリッチ氏は、マリア・ベロニカ・ミチェリ判事の司法指名を取り消すという政府の決定に同意できず、辞任を申し出た [1, 3]。ブルリッチ氏は指名案(pliego)の撤回に反対しており、それが議員団リーダーと大統領府との間の緊張を招いた [4, 5]。
やり取りの内容については、情報源によって報告が分かれている。一部の報道では、ブルリッチ氏がミレイ大統領に明確に辞任を申し出たとされている [1, 2, 6]。一方で、ブルリッチ氏の代表者は別のメディアに対し、正式な辞任を申し出たのではなく、自身のリーダーとしての立場は大統領の意向に委ねると述べただけだとしている [3]。
意見の相違はあったものの、ミレイ大統領は辞任を受け入れなかった [1, 2]。このやり取りの後、上院のLa Libertad Avanza議員団は審議状態に留まった [1]。
今回の対立は、ラ・プラタの判事候補であるミチェリ氏の司法指名という具体的な争点を浮き彫りにした [5]。行政側が指名を撤回した決定に対し、ブルリッチ氏が不快感を示したことで亀裂が生じた形だ [4, 5]。
“ハビエル・ミレイ大統領は、パトリシア・ブルリッチ氏からの辞任申し出を拒否した”
この摩擦は、La Libertad Avanza連合内部における危うい権力バランスを露呈している。ミレイ大統領が最終的な権限を保持しているとはいえ、ブルリッチ氏のような高官がたった一つの司法任命を巡って自身の地位を「大統領の意向に委ねる」としたことは、与党議員団が見かけほど一枚岩ではない可能性を示唆している。この緊張がどのように解消されるかが、今後の司法指名の取り扱いや、上院における立法上の規律をどのように維持するかの指針となるだろう。





