ナレンドラ・モディ首相は2026年6月28日、セーシェルの国民議会で演説し、同国で演説を行う初のインド首相となった [1]。
今回の訪問は、インドがインド洋地域に置いている戦略的重点と、島嶼国との安全保障および外交関係を強化する意向を明確にするものである。
ビクトリアでの演説でモディ首相は、両国のパートナーシップは1770年にまで遡ると述べた [2]。この歴史的な繋がりは、約50年前に樹立された正式な外交関係よりもさらに古い [2]。また、今回の演説はモディ首相にとって、外国の議会で演説する20回目となった [3]。
3日間の国賓訪問は、両国間の永続的な絆に焦点を当てた [1]。モディ首相は、海洋安全保障における協力と、地域の共通の文化的精神が重要であると述べ、クレオール精神と両国を結ぶ海洋上の繋がりの双方に言及した [4]。
当局者は、今回の交流が外交関係樹立50周年の節目を祝うとともに、地域の安定へのコミットメントを強化するものであるとした。国民議会での演説は重要な外交的ジェスチャーと見なされており、インドの広範な海洋戦略における主要パートナーとしてのセーシェルの役割を確固たるものにした [2]。
歴史的な絆と現代の安全保障上のニーズを橋渡しすることで、今回の訪問は、現代の地政学的課題に対してもパートナーシップが強靭であり続けることを目的とした。このイベントにより、経済および安全保障協力を深めるために計画された一連の高レベル会談が締めくくられた [5]。
“セーシェル議会で演説した初のインド首相”
今回の訪問は、インド洋における影響圏を確保しようとするインドの継続的な取り組みを示すものである。250年の歴史的繋がりを強調し、外交関係樹立50周年を記念することで、インドは文化・歴史外交を活用して他の地域大国に対抗し、重要な海上輸送路における海洋の安定を確保しようとしている。



