ナレンドラ・モディ首相は2024年6月28日、セーシェルの国民議会で演説し [1]、公正と公平性に基づいた「気候正義」を訴えた。
この演説は、グローバルサウスに対するインドの戦略的焦点と、脆弱な島嶼国のための気候変動対策を主導する意向を強調したものだ。気候変動への取り組みを「責任」の問題として位置づけることで、モディ首相はインド洋地域との外交関係を強化することを目指した。
ビクトリアでの演説の中で、モディ首相は、グローバルサウス、特に島嶼国が気候変動の最も深刻な影響を受けていると述べた。また、これらの地域を保護するために、国際社会は環境政策へのアプローチを転換すべきだと主張した。
「気候変動への取り組みは、公正、責任、そして公平性によって導かれなければならない。これらの原則こそが、気候正義の真髄である」とモディ首相は述べた。
環境問題に加え、首相は両国間の包括的なパートナーシップ・アジェンダを提示した。この協力は、セーシェルとの海事安全保障、訓練の連携、およびデジタル協力に焦点を当てたものであるとモディ首相は述べた。
今回の外交訪問では、共有された遺産と、地域における海事の安定性の重要性が強調された。モディ首相は、このパートナーシップが技術訓練やデジタルインフラを通じて具体的な支援を提供し、セーシェルの内部能力を強化することを目的としていると指摘した。
モディ首相は、パートナーシップ・アジェンダに海事安全保障、訓練の連携、およびセーシェルとのデジタル協力が含まれていると述べた。この枠組みは、二国間協力を通じて貿易ルートを確保し、地域の安全保障体制を強化することを意図している。
“「気候変動への取り組みは、公正、責任、そして公平性によって導かれなければならない」”
この演説は、国際的な気候変動交渉において、インドがグローバルサウスの主要な代弁者としての地位を確立したいという野心を示している。環境正義を海事安全保障やデジタルインフラと結びつけることで、インドは「包括的パートナーシップ」モデルを活用してインド洋での影響力を高め、開発援助や安全保障支援を通じて他の地域大国に対抗しようとしている。



