ナレンドラ・モディ首相は2024年6月29日(月)、3日間にわたるセーシェルへの国賓訪問を終え [1]、パトリック・エルミニ大統領と会談した [2]。
今回の訪問は、インド洋における戦略的利益を確保しようとするインドの取り組みを強調するものである。島嶼国との関係を強化することで、インドはインド太平洋地域における中国の影響力拡大に対抗することを目指している [3]。
2024年6月27日から6月29日まで行われた今回の訪問で [1]、両首脳は首都ビクトリアで会談した [2]。協議は、海上保安や国防を含むいくつかの重要な分野における協力強化に焦点が当てられた [2]。また、両国は長期的な地域の安定を確保するため、デジタル接続と持続可能な開発についても議論した [2]。
気候変動への適応力(気候レジリエンス)が議題の主要な柱となった。首脳らは、海面上昇や異常気象から脆弱な島の環境を保護するための戦略について協議した。これらはセーシェルの群島に不釣り合いなほど大きな影響を及ぼしている課題である [2]。
今回の訪問のタイミングは、二国間関係における重要な節目と重なっている。両国は外交関係樹立50周年を迎えている [4]。この記念すべき節目が、現在の安全保障枠組みを拡大し、地域における海軍協力を強化するための基盤となる [3]。
モディ首相のセーシェルへの関与は、「自由で開かれたインド太平洋」を維持するというインドのより広範な戦略の一環である [3]。インフラ整備や安全保障支援を提供することで、インドは大国からの地政学的圧力に直面する小国にとっての信頼できるパートナーとしての地位を確立しようとしている [3]。
“インドはインド太平洋地域における中国の影響力拡大に対抗することを目指している。”
今回の訪問は、インドの「SAGAR」(地域のすべてにとっての安全と成長)政策へのコミットメントを示すものである。セーシェルとの関係を深めることで、インドはインド洋における重要な戦略的拠点を確保し、海上交通の監視や中国の海軍力拡大への対抗が可能になる。デジタル接続や気候レジリエンスに重点を置いていることは、インドが従来の安全保障協定を超え、小島嶼国にとって魅力的な包括的な開発パートナーシップを提示しようとしていることを示唆している。


