インドのナレンドラ・モディ首相と英国のキア・スターマー首相が、イタリアでの「ホットマイク(マイクがオンの状態)」によるやり取りの中で、「やり遂げた(We did it)」と語る様子が記録された [1]

この瞬間は、貿易上の争いや規制に関する不一致により度重なる遅延をきたしていた、待望のインド・英国自由貿易協定(FTA)における突破口が開かれたことを示唆している。

このやり取りは、2024年6月13日から15日にかけてプーリア州のボルゴ・エグナツィアで開催されたG7サミットの傍らで起きた [2]。両首脳は、協定の正式発表のタイミングについて話し合っていた模様だ [1]

やり取りを捉えた映像では具体的な条件までは明言されていないが、一部の報道では、このやり取りを両国間の具体的な合意として提示している [3]。一方で、未解決の問題の解決に近づいたことを暗示しているに過ぎないとする見方もある [1]

サミット後、駐インド英国高等判事はXへの投稿で、カウントダウンが始まったと述べた [4]。同高等判事によれば、自由貿易協定は2024年7月15日に発効するという [4]

このタイムラインは、ホットマイクの映像に対する一部の解釈とは矛盾している。映像の中では、首脳らは確定した日付を確認しているのではなく、いつ協定を発表すべきかを議論しているように見えたためだ [1]。こうした相違はあるものの、指導者層および外交ルートからの公的なシグナルは、パートナーシップの最終決定に向けた後押しを示している。

この協定は、関税の削減と両経済圏間の貿易の合理化を目指している。これらの貿易紛争の解決は、伝統的な経済圏以外での経済的結びつきを強化したいモディ政権およびスターマー政権の両者にとっての優先事項と見なされている [3]

「やり遂げた」

率直なホットマイクでの会話と、英国高等判事による正式な発表との間の乖離は、協定のスケジュールに対する自信を演出しようとする調整された取り組みであることを示唆している。もし7月15日の日付が維持されれば、それは長期にわたる交渉期間の終了を意味し、英国の貿易政策におけるインド太平洋地域への戦略的転換と、サービスおよび商品の市場アクセス拡大を求めるインドの継続的な推進力を示すことになる。