ナレンドラ・モディ首相は6月10日、民主的に選出されたインドの首相として最長の在任期間を記録することになる。

この節目は、インドの政治史上における重要な転換点となる。モディ氏は、初代首相であるジャワハルラール・ネルー氏が保持していた記録を塗り替えることになる。この快挙は、インド人民党(BJP)の永続的な選挙上の優位性と、複数期にわたって権力を維持する能力を反映している。

モディ氏は2014年5月26日に初めて就任宣誓を行った [1]。6月10日時点で、在任期間は連続4,399日となる [2]。これにより、16年286日間にわたって首相を務めたジャワハルラール・ネルー氏の在任期間を上回ることになる [3]

この記録更新は、BJPの全国的な影響力の拡大と時を同じくしている。同党はさまざまな州で影響力を拡大させることに成功しており、特に北東部地域での支持が顕著に増加している [4]。こうした地理的な拡大が、2014年以来のモディ氏による継続的な権力掌握に必要な選挙基盤を提供してきた。

連立政権や頻繁なリーダー交代が一般的であったインド政治の過去の時代とは異なり、現在はBJPによる中央集権的な権限が特徴となっている。ネルー氏の記録からモディ氏への移行は、指導者層の時代の変化と、インドにおける民主的なマンデート(信任)の性質の変化を反映している [4]

モディ氏は6月10日で、連続4,399日間の在任期間を数えることになる

在任記録がジャワハルラール・ネルー氏からナレンドラ・モディ氏へと移ることは、インドの統治におけるより広範な思想的転換を象徴している。ネルー氏の指導力が独立後の国家の初期基盤を築いたのに対し、モディ氏の記録は、伝統的に複雑な北東部を含む多様な地域で権力を集約させた、より断定的で右派的なナショナリズム・プラットフォームの台頭を反映している。