インドのナレンドラ・モディ首相と米国のドナルド・トランプ大統領は今週、約16カ月ぶりとなる初の二国間会談を行った [1]。
今回の会談は、最近の軍事的な犠牲者や経済的紛争によって戦略的パートナーシップに緊張が生じており、両国首脳が関係の安定化を模索する、摩擦が高まっている時期に行われた。
首脳陣は、2026年6月15日から17日までフランスのエヴィアン=レ=バンで開催されたG7サミットの傍らで会談した [2]。協議は、貿易交渉、安全保障、人工知能(AI)および半導体の開発を含む幅広い議題に焦点を当てた。また、重要鉱物の調達についても話し合われた。
会談における主要な争点は、米軍の射撃によりインド人船員3名が死亡した件である [3]。この事件は、ニューデリーとワシントンの間に深刻な外交的緊張と、信頼の欠如という認識を生じさせている。
エヴィアン=レ=バンにおいて、両首脳は握手を交わし礼儀正しいやり取りを見せたが、根底にある雰囲気は緊張したままであった。この二国間会談は、こうした安全保障上の不備に対処し、さらなる関係悪化を防ぐための場として機能した。
差し迫った危機以外に、両首脳はハイテク産業における協力の推進を模索した。半導体とAIへの注力は、敵対的なサプライチェーンへの依存を減らすという共通の目標を反映しており、これは現在の米国とインドの戦略計画の重要な柱となっている。
今回の会談の結果は、年内の貿易協定および防衛協力の方向性を決定づける可能性が高い。
“約16カ月ぶりとなる初の二国間会談”
この会談は、不可欠な戦略的・技術的協力と、深刻な外交危機を切り離そうとする極めて重要な取り組みを意味する。インド人船員の死亡事件への対処と、AIや半導体の協議を同時に行うことで、両首脳は、軍事的な事故がインド国内で激しい政治的圧力を生んでいる状況下であっても、「包括的なグローバル戦略パートナーシップ」を維持しようとしている。

