国立教育研究訓練評議会(NCERT)は、中学3年相当(Class 9)の社会科教科書に、1975年から1977年にかけての「非常事態宣言」に関するセクションを追加した [3]

今回のカリキュラム更新により、生徒たちはインドにおける深刻な政治的不安定期と、民主主義制度の脆弱性について学ぶことになる。『Understanding Society: India and Beyond』と題された教科書にこの歴史を組み込むことで、同機関は国家統治の強みと脆弱性について、より広い視点を提供することを目指している。

NCERTの当局者は、この時期を「重大な挑戦の一つ」であったと述べた [2]。新設された教材では、非常事態宣言が「基本的人権の停止を特徴とする、インド民主主義への重大な挑戦」としてどのように機能したかに焦点を当てている [3]

この追記は、非常事態宣言が初めて発令されてから約50年が経過し、国がこの時代を振り返る中で行われた [1]。1975年から1977年の期間は、南アジアにおける行政権と市民的自由の交錯を分析する研究者にとって、依然として極めて重要な研究対象となっている [3]

同機関は、今回の変更の目的は、民主主義の規範に重大なリスクをもたらした歴史的期間について生徒に知らせることであるとしている [1]。更新された教科書は、生徒をこの時代の複雑な状況へと導き、憲法による保護や司法監視の重要性について、より深い理解を促すことを意図している。

「重大な挑戦の一つ」

NCERTのカリキュラムに非常事態宣言が組み込まれたことは、インドの教室において民主主義の失策に関する学習を形式化する動きを示している。1975年から1977年の期間を民主主義への挑戦として位置づけることで、教育機関は、浄化された政治史よりも、制度的なチェック・アンド・バランス(抑制と均衡)の教育を優先させている。