Nibe Limitedは、2026年4月に行われた試験において、インド陸軍向けの徘徊弾薬「Vayu Astra-1」の技術実証を成功裏に完了した。

今回の試験は、現代の戦場運用に精密打撃能力を統合しようとするインドの取り組みにおいて重要な一歩となる。国産の徘徊弾薬を開発することで、インド陸軍は外国製防衛システムへの依存を減らしつつ、長距離監視および攻撃能力を強化することを目指している。

プネーに拠点を置くこの防衛技術企業は、システムの汎用性を検証するため、2つの異なる環境で試験を実施した。第一段階は2026年4月18日から19日にかけて、ラジャスタン州のポクラン射撃場で行われた [4]。続いて4月26日から27日にかけて、ウッタラーカンド州のジョシマート(マラリ)で第二弾の試験が行われた [5]

技術データによると、Vayu Astra-1は最大100kmの攻撃射程を達成した [1]。この弾薬は10kgの弾頭を搭載しており [2]、半径誤差(CEP)は1メートル未満であることを実証した [3]。このレベルの精度により、極めて正確に標的を撃破することが可能となり、複雑な環境下で副次的被害を最小限に抑えるための重要な要件を満たしている。

射程と精度に加え、本システムは「攻撃中止および再攻撃(abort-and-reattack)」機能を備えている。これにより、標的が消失した場合やミッションのパラメータが変更された場合に、オペレーターが攻撃をキャンセルし、弾薬を再誘導させることができる。これらの試験は、運用射程100kmに達する精密徘徊弾薬を求めるインド陸軍からの提案依頼書(RFP)に応じて実施された。

ラジャスタン州の砂漠地帯とウッタラーカンド州の高地地域の両方で試験に成功したことは、同システムがインドの多様な地理的景観において効果的に運用できることを示唆している。

Vayu Astra-1は最大100kmの攻撃射程を達成した。

Vayu Astra-1の試験成功は、インド陸軍の戦術ドクトリンにおいて「自爆ドローン」戦への移行を意味している。100kmの射程と1メートル未満の精度を実現することで、インドは有人機のリスクを負わずに深部攻撃ミッションを遂行する能力を開発している。特に砂漠と高地という両方の地形での運用能力は、インドが直面する固有の国境警備上の課題において極めて重要である。