ニューサウスウェールズ(NSW)州政府は今月、断片化した州立森林と保護区を連結させるため、「グレート・コアラ国立公園」を設立した [1]

この取り組みは、保護された森林を連結させることで、野生動物の個体群を維持できるかを確認する、保全戦略における重要な試金石となる。コアラが生存するためには、点在する樹木ではなく、広大で連続した生息地が必要であるため、本プロジェクトは種の遺伝的隔離を防ぐことを目的としている [2]

同公園は、オーストラリア東部のミッドノースコースト地域に位置している [1]。既存の保護区と州立森林を連結させることで、政府は17万6000ヘクタールの土地を単一の保護区域として統合した [1]。また、林冠を即座に保存するため、指定区域内での伐採を直ちに禁止する措置が盛り込まれた [1]

コアラの保護にとどまらず、同公園は幅広い生物多様性を守るよう設計されている。当局によると、連結された生息地によって66種の絶滅危惧原生種が保護されるという [2]。このアプローチは、小規模な森林の「島」では多様な個体群を長期的に維持できないという、生息地の断片化がもたらす危険に対処するものだ [2]

本プロジェクトは、生物学的な「連結性」の必要性に焦点を当てている。野生動物のコリドー(回廊)を設けることで、動物たちが移動し、餌を探し、血縁関係のない個体と交配することが可能となり、気候ストレスや病気に対するエコシステムの回復力が高まる [2]

新設の公園は、ミッドノースコーストの17万6000ヘクタールの土地を連結する

グレート・コアラ国立公園の創設は、保全の焦点を単なる土地の保存から「生息地の連結性」へと移行させるものである。断片化した森林間の連携を優先することで、NSW州は景観スケールのモデルを検証しており、これは局所的な絶滅を避けるために広大で中断のない領域を必要とする世界中の他の絶滅危惧種を保護するための青写真となる可能性がある。