Voxのクリエイターとニューヨーク市当局は、未記録の種を発見するため、この夏、セントラルパークとプロスペクトパークに2基の [1] 大型昆虫トラップを設置した。

この取り組みは、地域の野生生物が消失する前に、都市環境における生物多様性をカタログ化することを目的としている。科学者たちは、都市の緑地には、公式のデータベースに記録されていない隠れた生物多様性が存在することが多いと考えている。

本プロジェクトは、Vox、NYC Parks、セントラルパーク・コンサーバンシー(Central Park Conservancy)、およびプロスペクトパーク・アライアンス(Prospect Park Alliance)による共同事業である [1]。これらのトラップを設置することで、チームは科学的に全く新しい種となる可能性のある標本の採取を期待している。

この活動の背景には、都市景観は生物学的な荒野ではないという信念がある。研究者の推定によれば、ニューヨーク市内の公園には、現在、数百、あるいは数千 [2] もの未発見の動物種が生息しているという。

これらの生物を記録することは、時間との戦いである。生息地の喪失と都市開発により、正式に特定される前に、肉眼では見えない多くの小型生物の生存が脅かされ続けている。

トラップは多種多様な昆虫を誘引するように設計されており、研究者は収集したサンプルを分類することができる。このプロセスは、都市インフラと、周囲のコンクリートの中でも存続し続ける自然界との隔たりを埋める一助となる。

2基の大型昆虫トラップがセントラルパークとプロスペクトパークに設置された

このプロジェクトは、都市を生物多様性の重要な拠点として認識しようとする都市生態学の広がりを浮き彫りにしている。メディアクリエイターや市の保全団体と連携することで、この取り組みは「分類学的妨害(taxonomic impediment)」、すなわち実際に存在する種の数と、科学的に正式に記載された種の数との間にある乖離に公衆の注目を集めている。