オンタリオ州東部小児病院(CHEO)は、電動自転車(eバイク)および電動スクーター(eスクーター)に関連する負傷で救急外来を訪れるケースが急増していると報告した。
この傾向は、十分な速度制限や安全対策がなされていない高性能な大人用機器を、未成年者が利用するケースが増えているという、公衆安全上の懸念を浮き彫りにしている。
今週公開されたデータによると、オタワにおけるeバイク負傷による救急外来の受診回数は2倍以上に増加した [1]。さらに、市内の個人所有のeスクーターによる負傷は50パーセント増加している [2]。オタワ市議員のTim Tierney氏やBike Ottawaの理事であるRob Attrell氏を含む市当局者は、マイクロモビリティの普及に直面する中でこの状況を注視している。
地元当局者は、この増加の原因は未成年者による強力な車両の使用と、個人所有のスクーターに速度制限がないことにあると述べた。これらの要因が、より深刻な衝突事故や外傷性傷害の増加につながっている。
オタワの状況は、北米全域に見られるより広範な傾向を反映している。南フロリダでは、Memorial Healthcare Systemがeバイクおよびeスクーターによる負傷者が178パーセント急増したと報告した [3]。
臨床研究でも深刻な結果が記録されている。NYU Langone Healthの報告書によると、脳および脊髄の損傷が、eバイクおよびeスクーターに関連する全負傷の約7パーセントを占めるに至っている [4]。また、別のデータでは、2019年から2022年にかけて負傷率が大幅に上昇傾向にあることが示されている [5]。
市代表者は、個人所有のデバイスに対する規制が不足しているため、利用者の安全を確保することが困難であると述べた。シェアリングスクーターのプログラムには速度制限機能が組み込まれていることが多いが、個人モデルは、経験の浅い利用者や若年層にとって危険な速度に達する場合がある。
“オタワにおけるeバイク負傷による救急外来の受診回数は2倍以上に増加した”
小児および青少年の負傷者の増加は、高性能なマイクロモビリティ技術の急速な普及が、現在の安全規制や都市インフラを追い越してしまったことを示唆している。規制されたシェアリングスクーターと規制のない個人所有デバイスとの格差が安全上の空白を生んでおり、新たな市条例や、車両出力に対するより厳格な年齢制限が必要となる可能性がある。



