パキスタンのシェバズ・シャリフ首相は、米国とイランの間の和平合意を保証するため、「イスラマバード覚書(MoU)」に署名した。

この合意は、両国間の戦争を終結させ、地域の安定を回復することを目的としている。軍事作戦を恒久的に停止することで、世界の重要な海上輸送路であるホルムズ海峡の再開を確保することを目指す。

報道によると、米国のドナルド・トランプ大統領とイランのマスード・ペゼシュキアン大統領が合意書に署名した。シャリフ首相はイスラマバードで付随する覚書に署名し、二大国間で合意された条件の保証人として機能することとなった。

合意完了のタイムラインについては、報道によりわずかに異なる。一部の情報源は、合意が6月14日(日)に公開されたとしている [1]。一方、首相が6月15日(月)早朝に合意を確認したとする報道もある [2]

シャリフ首相は、この合意は「直ちに効力を発する」と述べた [3]。また、双方が「あらゆる戦域における軍事作戦の即時かつ恒久的な停止」を宣言したとしている [4]

この外交的突破口は、激しい敵対関係が続いた期間を経て実現した。トランプ大統領が以前、特使のイスラマバード派遣計画をキャンセルしたとの報道もあったが、パキスタンの首都での最終署名は、調停による解決への転換を意味している。

本合意は、地域でのさらなるエスカレーションを防ぐため、紛争の完全な停止に焦点を当てている。パキスタンが保証人として関与することで、第三者による監視体制が構築され、米国とイランの両国が停戦条件および海路の再開を遵守することを確実にする。

「双方があらゆる戦域における軍事作戦の即時かつ恒久的な停止を宣言した」

イスラマバード覚書を通じてパキスタンを保証人に据えたことは、中東の安定化に向けた多国間調停への戦略的転換を示唆している。停戦をホルムズ海峡の再開と結びつけることで、当面の軍事的敵対関係と、石油輸送の遮断に伴う世界的な経済リスクの両方に対処する形となった。