フランス当局は2024年6月26日の正午より、パリ市内における公共の場でのアルコール消費および販売を禁止した [1]。
この措置は、記録的な猛暑によりイル=ド=フランス地域の病院や救急サービスが限界に達していることを受けたものである。アルコールを伴う集まりを制限し、公共イベントを中止することで、熱中症などの危機管理に追われる医療体制への負担を軽減することが当局の狙いだ。
中止となった活動の中にはプライドパレードも含まれており、警察と市当局は大規模な集会よりも公衆衛生と安全を優先した。この禁止令は、救急リソースのさらなる圧迫を防ぐため、公共スペースでの飲酒とアルコール製品の販売の両方を対象としている [1, 2]。
気温の報告は情報源によって異なり、最高40 °Cを記録したとする報告がある一方で [3]、36 °Cとする報告もある [4]。この数値の相違にかかわらず、異常気象は住民に深刻な影響を及ぼしており、ある報告によれば、この猛暑ですでに多数の死者が発生している [3]。
パリ警察は現在、救急医療チームが重症の熱中症患者やその他の緊急症例に集中できるよう、市全域で制限を執行している。主要イベントの中止という決定は、患者の急増により限界点に達した周辺病院の深刻な状況を反映したものだ [2]。
市当局は、気温がピークに達する中で秩序を維持し、人命を救うためにこれらの制限は不可欠であると述べた。地域が依然として極端な気象条件に直面しているため、禁止措置は継続される [1]。
“フランス当局はパリ市内での公共の場におけるアルコール消費と販売を禁止した”
今回の措置は、パリ当局が市民の自由や文化的イベントよりも公衆衛生インフラを優先させた極めて異例の決定である。アルコールを禁止しプライドパレードを中止したことで、市はこの猛暑を単なる気象現象ではなく「システム上の緊急事態」として扱っている。これは、現在のイル=ド=フランス地域の医療能力では、極端な暑さの中でアルコール起因の医療緊急事態という追加リスクを許容できないことを認めた形となる。


