ジェームズ・パターソン国防影相は、アンソニー・アルバニージ首相とジム・チャルマーズ財務相に、税制に関する「神のような裁量権」を委ねることはできないと述べた。

批判の焦点は、行政府が採決後の重要な税法を変更できる権限にある。もし財務相が自身の裁量でキャピタルゲイン税(CGT)やネガティブ・ギアリング(損益通算)の法律を修正できるのであれば、それは伝統的な立法府の監視を回避する、チェック機能のない権力体制を生み出すことになる。

パターソン氏は、税法改正を管理する財務相の役割に注目し、採決プロセス後にこれらの法律を変更できることは、統治における重大な欠陥であると述べた。「これはジム・チャルマーズによる重大な罪の認信であり、彼は自分が完全に失敗したことを分かっている」とパターソン氏は語った。

また、国防影相は、これらの変更の範囲と実施について、首相が不誠実であったと非難した。パターソン氏によれば、首相はCGTとネガティブ・ギアリングに関して、オーストラリア国民に50回 [1] 嘘をついたことを認めたという。

パターソン氏によれば、裁量権と透明性の欠如が組み合わさっているため、現在の指導部はそのような権限を持つには不適格である。同氏は、これらの税制変更が実際にどのように機能するかについて、国民が誤導されてきたと述べた。

パターソン氏のコメントは、オーストラリア議会と行政府の間の権力バランスを巡る緊張の高まりを浮き彫りにしている。この論争は、税制政策の不安定さと、ネガティブ・ギアリングおよびCGTが、特に住宅や投資に関連して広範な経済に与える影響を強調するものだ。

アルバニージとチャルマーズは、神のような裁量権を任せられる人物ではない。

この論争は、オーストラリアにおける行政府の権限逸脱を巡る根本的な政治的対立を浮き彫りにしている。財務相の権限を「神のような」と表現することで、野党は議論を税制の技術的な詳細から、民主的な説明責任と立法プロセスの誠実さというより広範な問題へとシフトさせようとしている。