米国国防総省は2026年6月12日、これまで機密扱いとなっていた未確認空中現象(UAP)に関する新たなファイルを公開した [1]

今回の公開は、説明のつかない空中現象について議会および国民に情報提供を行うという継続的な取り組みの一環である。ペンタゴンは、これらの資料を機密解除することで、歴史的に秘密に包まれてきた物体への理解を深めることを目的としている [1, 2]。

開示内容には、機密解除された文書53件 [1]、画像10枚 [1]、および動画6本 [1] が含まれている。さらに、NASAによる3つの音声録音も含まれている [1]。一部の報告では視覚メディアの量について「数十のファイル」と表現されていたが、Mediaiteが提供した具体的な数値により、動画と画像の正確な数が特定された [1, 2]。

視覚資料の中には、謎の球体のような物体の画像や動画が含まれている。UAPタスクフォースの責任者であるショーン・カークパトリック博士は、新たに公開された動画に映っている物体は、「現在の物理学の理解を覆すような動き」を見せていると述べた [1]

これらの資料は、国防総省の公開ウェブサイトおよび国防次官(インテリジェンス担当)の事務所を通じて公開された [1, 2]。ペンタゴンの広報担当であるロナルド・モルトリー空軍少将は、国防総省は透明性の確保に努めており、今後も非機密のUAP資料が入手でき次第、共有し続ける意向であると述べた [2]

議員らは、政府の責任を明確にするため、こうした情報開示を強く求めてきた。ティム・バーチェット下院議員(共和党、テネシー州選出)は、公開に関するブリーフィングの中で、「政府がこれらの現象について知っていることを、国民が知る権利がある」と述べた [3]

「これらの新しく公開された動画には、現在の物理学の理解を覆すような動きをする物体が映っている」

今回のファイル公開は、米国政府のUAPへのアプローチが「完全な機密保持」から「構造的な透明性向上策」へと移行したことを示している。既知の物理学と矛盾するデータを公開することで、ペンタゴンは現在の科学的理解に空白があることを認めつつ、公式ルートを通じて国民の憶測を抑えようとしている。