ペンタゴン(米国国防総省)は、米国の高級情報将校による実体験の記録を含む、未確認異常現象(UAP)に関する新たな機密解除ファイルを公開した。
今回の公開は、従来の軍事的理解を覆す空中異常現象に関する政府の透明性を高めるための重要な一歩となる。国防総省は、生データと個人の証言を提供することで、未知の物体との遭遇という国家安全保障上の問題に対する、長年にわたる国民の明確な説明への要求に応えている。
開示された資料には、写真と2本の新しい動画が含まれている [3]。今回の公開の核心となるのは、匿名を条件とした高級情報将校による書面での報告であり、軍事作戦中に「オーブ(球体)」に遭遇したことが記されている。この将校は、「オーブを見た後、言葉を失った。これまで遭遇したどのようなものとも違っていた」と述べている。
公開されたファイルの数については、報告によってばらつきがある。ある情報源は今回のバッチで64ファイルが公開されたとしており [1]、別の報告では7つの新ファイルに言及している [3]。これらの文書は、UAPに関する透明性の向上を命じたドナルド・トランプ前大統領の大統領令に基づき公開された。
国防総省の当局者は、「トランプ政権による透明性に関する大統領令があったからこそ、これらの記録を公表することができた」と述べた。
ペンタゴンの報道官は、今回の公開を、国防総省が提供したUAPデータとして過去に例のない包括的なセットであると説明した [2]。ファイルは米軍の作戦が行われていた非公開の場所から得られたものであり、これらの目撃例が機密性の高い作戦区域と交差していたことを浮き彫りにしている。
政府は依然としてこれらの目撃例を「異常」として分類しているが、特定の将校による証言が公開されたことは、これらの遭遇を単なるセンサーの不具合として扱う段階から、それを目撃した人員への心理的および専門的な影響を認める方向へと転換したことを示唆している。
“「オーブを見た後、言葉を失った。これまで遭遇したどのようなものとも違っていた」”
UAPの報告が、個人の逸話的な主張から機密解除された政府の文書へと移行したことは、これらの現象の研究を正当化しようとする形式的な取り組みが進んでいることを示唆している。国防総省が今回の公開を特定の大統領令に結びつけたことで、立証責任は民間研究者から公式な軍事記録へと移り、米国政府による領空警備や情報収集の管理方法が変更される可能性がある。




