ペルーで、上位2候補のどちらが当選するかを決める大統領選挙の第2回投票(決選投票)が始まった [1]。
今回の決選投票は、第1回投票で絶対多数を獲得した候補者がいなかったために実施された [3, 4]。結果次第で、同国が左派政権へと移行するか、あるいはフジモリ政治王朝の影響下に戻るかが決まることになる。
投票は、日本時間2024年6月7日午後9時に開始された [1]。対戦するのは、アルベルト・フジモリ元大統領の娘であるケイコ・フジモリ氏と、左派候補のロベルト・サンチェス氏である [1, 2]。フジモリ氏にとって、大統領選への挑戦はこれで4回目となる [1]。
オブザーバーらは、両候補の激しい接戦を予想しており、最終結果の確定までには時間がかかると見ている [1, 2]。現地の伝統として、候補者は投票日の朝に一般市民と朝食を共にし、有権者へ最後の訴えを行うことが多い [5]。今年は、貧困地区でこれらのイベントが開催された [5]。
TBS NEWS DIGの記者は、「ペルーでは、投票日の朝に候補者が朝食を食べている姿を披露する習慣がある。今回は貧困地域で行われ、最後の訴えの場となったと言える」と伝えている [5]。
国民が決定的な結果を待つ中、選挙管理当局はプロセスを監視している [2]。2人の候補者が対極的なイデオロギーを代表していることから、今回の決選投票にかけられた大きな期待は、ペルー有権者の間の深い政治的分断を反映している [1, 2]。
“フジモリ氏にとって、大統領選への挑戦はこれで4回目となる。”
大統領選の決選投票は、ペルーの安定にとって極めて重要な局面を意味する。ロベルト・サンチェス氏が勝利すれば、左派政策への支持が明確になる一方、ケイコ・フジモリ氏が勝利すれば、数十年にわたりペルー政治を支配し、また分断させてきた政治家系が返り咲くことになる。最終結果が出るまでの時間的な空白は、この地域において政治的緊張が生じる要因となることが多い。



