ケイコ・フジモリ氏(国民力量)とロベルト・サンチェス氏(ペルーのための団結)が、2026年6月7日に行われるペルー大統領選挙の決選投票で競い合う [1]。
今回の投票は、長年にわたる行政の激しい変動と政治的リーダーシップの断片化を経て、ペルーの民主主義的な安定性を測る重要な試金石となる。
決選投票が行われることになったのは、2026年4月12日に実施された第1回投票において、絶対多数を獲得した候補者がいなかったためである [2]。この結果、次期大統領を決定するため、上位2候補による憲法に基づいた決選投票(バロタージュ)が実施されることとなった [3]。
2回戦への道程は、大幅な遅延に翻弄された。選挙管理当局は、第1回投票の票集計に30日以上を費やした [2]。圧倒的な支持を得る候補者が不在の中、国が明確な勝者を求める中で、この長期にわたる精査が行われた [3]。
ペルーの政治情勢は依然として不安定である。同国では過去10年間で8人の大統領が就任している [4]。このリーダー交代のサイクルは、政府構造内部に深く根ざした不安定さを反映している。
これら8人の指導者のうち、国民投票によって選出されたのはわずか2人のみである [4]。残りのポストは他の憲法上の手続きや政治的メカニズムを通じて充填されており、国民の負託を受けた安定した行政権を維持することが、同国にとって極めて困難であったことを物語っている。
候補者らは現在、6月7日の投票に向けて、未決定層の票を取り込むための最終局面に入っている [1]。
“ペルーでは過去10年間で8人の大統領が就任した”
フジモリ氏とサンチェス氏による決選投票は、極めて激しい大統領交代の背景の中で行われる。国民に選出された大統領が稀であることは、指導者の継続性を維持するシステム上の不全を示唆している。いずれの候補者が勝利したとしても、単に過半数の票を得るだけでなく、出自にかかわらず指導者を排除してきた歴史的な政治的激動の中を舵取りする能力が求められることになる。





