スコットランド国民党(SNP)の元最高責任者であるピーター・マレル氏が、党資金から40万ポンド(約8,000万円)以上を横領したとして [1]、禁錮刑に処せられた。
これらの資金は個人の利用ではなく政治活動に充てられるべきものであったため、今回の判決はSNPの元指導部にとって大きな法的打撃となる。
マレル氏は2024年6月、エディンバラ高等裁判所で判決を受けた [2]。裁判所は、彼が12年という長期間にわたって資金を不正流用していたと認定した [3]。この長期的な資金転用は、さまざまな個人の贅沢品や家庭用品の購入に充てられていた。
裁判所の記録によると、横領した資金は自動車やモーターホーム(キャンピングカー)、キッチン用品、洗面用具などの支払いに使用されていた [3]。窃盗の規模は10年以上に及び、その期間中、マレル氏は党の最高行政責任者を務めていた。
裁判所はマレル氏に対し、5年以上の禁錮刑を言い渡した [4]。彼は、スコットランド前首相のニコラ・スタージョン氏の元夫である [5]。
この事件により、SNPの内部財務管理に対する厳しい視線が集まっている。マレル氏は党の口座を個人の利益に利用することで、寄付金や党の資産を保護するための監視メカニズムを回避していた。
“ピーター・マレル氏は、党資金から40万ポンド以上を横領したとして禁錮刑に処せられた。”
今回の有罪判決は、スコットランドで最も有力な政治組織の一つにおいて、受託者責任の重大な違反があったことを浮き彫りにした。モーターホームや自動車などの個人的な贅沢品に党資金が使用されていたことは、マレル氏が最高責任者を務めていた期間中、財務監査と内部統治にシステム上の不備があったことを示唆している。


