ナレンドラ・モディ首相は、フランスのニースで開催された「Bharat Innovates 2026」コンクラーベにおいて、世界のイノベーターに対し、インドでソリューションの設計および開発を行うよう呼びかけた [1, 2]。
この取り組みは、インドが単なるサービス拠点から、グローバルな研究開発(R&D)の主要センターへと脱皮したいという野心を象徴している。インドを「ソリューション提供者」として位置づけることで、政府は外国投資と知的資本を誘致し、国内技術を世界規模で展開させることを目指している。
モディ首相は、フランスのエマニュエル・マクロン大統領と共に同イベントを共同で開幕させた [1]。サミットの中で、首相はインドに約20万社のスタートアップという巨大なプールが存在すると述べた [1]。
また、首相はインドが世界に対する「ソリューションの貢献者」として台頭していると指摘した [2]。そして、拡大するインフラと技術的人材を活用し、地球規模の課題に対処するため、インドと共に共創することを国際社会に促した。
「Bharat Innovates 2026」サミットは、インドとフランスの戦略的パートナーシップを強化するためのプラットフォームとして機能する [1, 2]。本イベントでは、インドのスタートアップ・エコシステムが国際的なパートナーとどのように連携し、拡張可能なイノベーションを創出できるかに焦点を当てている。
「インドで設計し、開発する(design and develop in India)」というスローガンを推進することで、インド政府は国内スタートアップをグローバル・サプライチェーンに組み込むことを模索している。このアプローチは、イノベーションを外交と経済成長のツールとして位置づけ、新興市場と確立された技術大国との格差を埋める役割を強調するものだ。
“インドには約20万社というスタートアップの巨大なプールがある”
「Bharat Innovates 2026」の立ち上げは、インドの経済外交における戦略的な転換を意味する。膨大なスタートアップ基盤を活用することで、インドは世界の「バックオフィス」から、グローバル製品が構想され構築される「フロントエンド」の研究所への移行を試みている。フランスとのパートナーシップはこの野心にとって重要な欧州へのゲートウェイとなり、インドが二国間関係を利用して、自国の技術的な成熟度を世界舞台で証明しようとしていることを示唆している。



