ナレンドラ・モディ首相は2024年6月13日 [1]、G7サミットへの出席および二国間会談のため、フランスのニースに到着した。
今回の訪問は、防衛および原子力協力を通じて欧米諸国との関係を深めるというインドの戦略的取り組みを強調するものであり、同時に、世界舞台で成長するディープテック(deep-tech)能力を誇示する狙いがある。
ニースへの到着により、6日間の欧州ツアーがスタートした [2]。モディ首相はエマニュエル・マクロンフランス大統領と会談し、二国間関係の強化を図るとともに、テクノロジー・イノベーション展を共同で立ち上げる予定だ。これらの協議では、原子力エネルギーおよび防衛分野における協力の強化が中心になると見られている。
ニースでの最初の会談後、首相は2024年6月16日から17日にかけて予定されているG7サミットのため、エヴィアン・レ・バンへ移動する [3]。このサミットは、インドが世界主要工業国と関わるための注目度の高い場となる。
サミット期間中、インド指導者の主要な目的の一つは、ドナルド・トランプ米大統領との会談を求めることだ。この極めて重要な会談は、G7の主要日程の合間に行われる見通しで、ニューデリーとワシントンの外交的・経済的な足並みの調整に焦点が当てられる。
モディ首相の出席は、インドの技術的進歩を強調するプラットフォームとして機能する。イノベーション展を共同で立ち上げることで、インドはディープテック開発のリーダーとしての地位を確立し、欧州諸国にとって将来的な技術統合の信頼できるパートナーとなることを目指している。
“ナレンドラ・モディ首相は2024年6月13日、フランスのニースに到着した”
今回の訪問のタイミングにより、インドは3つの側面で外交目標を同期させることが可能となる。すなわち、フランスとの戦略的パートナーシップの強化、G7の枠組みにおける役割の主張、そして米国政権との複雑な関係の管理である。原子力およびディープテック協力に焦点を当てることで、インドは単なるテクノロジーの消費側から、高セキュリティ分野における共同開発者へと移行することを表明している。





