ナレンドラ・モディ首相は2024年6月20日、西ベンガル州のタラケシュワルを訪れ、「パシュチバンガ・ディバス(西ベンガル州の日)」の祝典に参加し、開発プロジェクトを落成させた [1, 4]。

今回の訪問は、直近の選挙後における同州への重要な政治的アプローチの一環となる。州成立の祝典に大規模な資金提供を紐付けることで、現政権は地域のインフラおよび農業部門に対する連邦政府の直接投資をアピールすることを目指している。

フーグリ地区でのイベントにおいて、モディ首相は同州の解放と成長に焦点を当て、「ベンガルはその枷を打ち破った」と述べた [1]

訪問の一環として、首相はタラケシュワルにおいて820億ルピー相当の開発プロジェクトを落成させた [2]。また、別の報告によると、今回の広範な訪問期間中に発表された開発プロジェクトの総額は1兆8880億ルピーに達したという [3]

インフラ整備以外にも、今回の訪問では農業コミュニティへの大幅な資金注入が行われた。モディ首相は、「本日、1兆8880億ルピー相当のPM-Kisan(首相農民支援計画)の分割金を放出する」と語った [5]

西ベンガル州の州成立を記念するパシュチバンガ・ディバスの祝典が、これらの発表の背景となった。このイベントは、州のアイデンティティに対する文化的承認と、連邦政府の福祉計画の提供を組み合わせたものであり、中央政府と地元住民との絆を強める戦略意図がある。

また、モディ首相は地域での日程の一部として、間近に迫った国際ヨガの日(International Yoga Day)の祝典についても言及した [6]。地域の誇りと国家の開発目標を統合させることに重点が置かれた。

「ベンガルはその枷を打ち破った」

州成立記念日の祝典とPM-Kisan資金の放出およびインフラプロジェクトを同期させたことは、中央政府が西ベンガル州における存在感と影響力を維持しようとする戦略的な取り組みであることを示唆している。政治的に争いの激しい州において、文化的な祝典とともに具体的な金銭的利益を提供することで、現政権は連邦政策と地方での執行の間の溝を埋めようとしている。