ナレンドラ・モディ首相は2024年6月15日、2カ国訪問の2件目としてブラチスラバに到着した [2]

今回の訪問は、スロバキアが1993年に独立して以来、インドの首相が同国を訪問するのは初めてとなる [1]。この外交使節は、経済統合と安全保障協力を重点に置き、ニューデリーとブラチスラバの絆を強化するための戦略的な取り組みを意味している。

モディ首相は、スロバキアのペテル・ペレグリニ大統領とロベルト・フィッツ首相によって歓迎された [3]。到着式典では「Vande Mataram」が演奏され、この会合の文化的および外交的な重要性が強調された [3]

首脳陣は、貿易、テクノロジー、国防、および投資を中心とした二国間会談を行う予定である [3]。今回の訪問の主な目的は、これらの分野における協力を深め、相互の経済成長を促進することにある。

二国間合意にとどまらず、協議ではインド・EU自由貿易協定についても触れる予定だ [4]。このより広範な枠組みは、貿易障壁を削減し、インド市場と欧州連合(EU)間の物品およびサービスの流れを増大させることを目的としている。

今回の訪問は、インドが中欧諸国に対して外交的アプローチを広げているという大きな傾向に沿ったものである。スロバキアの指導部と直接的に関わることで、インドは欧州におけるパートナーシップを多様化させ、技術交流の新たな道を確保することを目指している [4]

また、ブラチスラバへの到着に際しては、多くのインド系移民が集まり、首相を盛大に歓迎した [4]。こうしたコミュニティとの交流は、モディ首相の海外訪問における恒例の要素となっており、インド政府と在外国民との絆を強める役割を果たしている。

独立以来、インド首相として初となるスロバキア訪問

今回の訪問は、インドの外交における中欧への転換を象徴している。30年以上ぶりに首相レベルでの直接的なパイプをスロバキアと構築することで、インドは同国をEUとの貿易および国防協力における戦略的な接点として活用しようとしている。同時に、EU加盟国個々との関係深化を求める姿勢を欧州連合に示している。