教皇レオ14世は2024年6月10日、モンセラートの聖母修道院にて祈りを主導し、ロザリオの祈りを捧げた [1]。
今回の訪問は、教皇のスペイン巡礼における精神的な中心点となっており、カタルーニャの人々との精神的な連帯を求める教皇の意向を強調するものだ。自らの教皇職をモンセラートの聖母に委ねることで、教皇は全世界の教会に対する神の導きへのコミットメントを明確にした。
バルセロナ北西に位置する同修道院での行事の中で、教皇は集まった信徒に向けて演説を行った。教皇は信仰と歴史の交差点に焦点を当て、「過去が私たちを定義するのではない」[2] と述べた。この言葉は、注目度の高い典礼行事と、社会的に疎外された人々への訪問を両立させている今回のスペイン巡礼の広範なテーマを裏付けるものである。
同日の早些、教皇はアウトリーチ活動の一環として、数十人の受刑者と面会した [2]。刑務所への訪問からモンセラート修道院の静謐な環境への移行は、受刑者と信仰の制度的な中心地との隔たりを埋めるという、教皇の使命の多様性を物語っている。
祈りの中で、教皇は特に聖母マリアの執り成しを求めた。レオ14世は「聖母が私たちをイエスへと導いてくださるように」と述べた [3]。
また、今回の訪問にはバルセロナの聖地やアントニ・ガウディの作品の視察も含まれていた。これらの場所を訪れることで、教皇はこの地域の建築的・芸術的遺産をカトリック教会の精神的な使命と結びつけた。カタルーニャのアイデンティティの歴史的中心地である同修道院に教皇が足を運んだことは、地域内における文化的・精神的な絆を維持する教会の役割を強化するものとなる。
“「過去が私たちを定義するのではない」”
今回の訪問は、カタルーニャにおけるカトリック教会の存在感を強めようとするレオ14世の戦略的な取り組みを示している。モンセラートでの高位の宗教儀式と、受刑者への草の根的なアウトリーチを組み合わせることで、教皇は「伝統に根ざしながらも社会的な慈愛を持つ教会」というイメージを提示しようとしている。




