ハイファ大学の研究員らが2026年6月8日(月)、イスラエル南部沿岸で希少なマッコウクジラ2頭を確認した [1]

マッコウクジラが地中海に現れることは稀であるため、今回の目撃例は極めて重要である。こうした個体をモニタリングすることで、科学者は回遊パターンや、目撃例が少ないこの海域における海洋生態系の健康状態を把握することができる。

クジラはアシュドッドのセーリングクラブ付近で観察された [2]。この発見は、「深海鯨類プロジェクト(Deep Sea Cetacean Project)」の第11回調査中に起こったものである [3]。この取り組みは、地中海の海洋生物に関する包括的なデータを収集することを目的として、エネルギー省から資金提供を受けている [2]

今回の目撃は、6月8日の「世界海洋デー」と重なる形となった [1]。研究はハイファ大学チャーニー海洋科学部のモリス・カーン研究ステーションによって実施された [2]

研究チームはこの調査を通じて、これら深海哺乳類の移動と行動を追跡した。同プロジェクトは、今回の目撃が地域的なクジラ個体数の変化を示すものか、あるいは単発的な事象であるかを判断するため、引き続き海域の監視を続けるとしている [3]

ハイファ大学の研究員らがイスラエル南部沿岸で希少なマッコウクジラ2頭を確認した

地中海にマッコウクジラが出現することは稀な生物学的イベントであり、海洋生物学者にとって極めて重要なデータとなる。これらの動物は深海まで潜るため、その出現は特定の獲物の可用性や海流の変化と相関していることが多く、深海鯨類プロジェクトによる継続的な調査は、この地域の生物多様性をマッピングする上で不可欠である。