キューバのラウル・カストロ前大統領が、米国による刑事起訴の発表後、初めて公の場に姿を現した。

この登場は、米国による法的追及に対する拒絶の姿勢を示している。カストロ氏は高齢であり、また告発内容が深刻であるにもかかわらず、依然としてキューバ政治体制の中枢に位置する人物である。

カストロ氏は、ハバナのホセ・マルティ反帝国主義演壇(Tribuna Antiimperialista José Martí)で開催された、自身の95歳の誕生日を祝う公開イベントに出席した [1]。このイベントは2026年5月20日 [2] に行われ、同日に米国政府が同氏への起訴を発表していた。

刑事起訴の内容には、米国市民の殺害共謀、航空機の破壊、および殺人が含まれている [3]。これらの容疑は、1996年に起きた2機の亡命者機の撃墜事件に起因する [3]

キューバ政府はこの法的措置に対し、強く反発した。キューバ革命政府の報道官は、「Es un acto infame y vergonzoso(卑劣で恥ずべき行為である)」と述べた [4]

国際的な同盟国もこの起訴に反応した。中国外務省の報道官は、「Nos oponemos al abuso del ...(……の乱用に反対する)」と述べた [5]

ハバナのイベントへの出席は、起訴が正式に決定して以来、カストロ氏にとって初の公の外出となった。この集会は、誕生日の祝賀であると同時に、米国の司法制度に対する政治的な意思表明としての役割を果たした。

Es un acto infame y vergonzoso(卑劣で恥ずべき行為である)

1996年の出来事についてラウル・カストロ氏を起訴したことは、キューバの元指導者に過去の人権侵害の責任を問おうとする米国の法的取り組みが大きくエスカレートしたことを意味する。発表直後にハバナで公に姿を見せたことで、カストロ氏と現キューバ政権は、この起訴を法的な問題ではなく「政治的迫害」として位置づけ、国内向けに反帝国主義的なナラティブを強化している。