ルーマニアのアドリアン・ヴェシュテア首相指名候補は、自党からの辞任圧力があるにもかかわらず、辞任しない意向を明らかにした [1, 2]。
国民自由党(PNL)の指導部がニコラエ・ダン大統領による指名に反対しており、この対立はブカレストにおいて憲法上の危機を招いている。もしヴェシュテア氏が撤回を拒否し続ければ、結果として行き詰まりが生じ、機能する政府の樹立が遅れ、立法プロセスを不安定にする可能性がある。
PNL所属のヴェシュテア氏は、2024年6月17日(火)の朝までに指名辞退を求める期限を突きつけられていた [2]。党指導部は、大統領による指名を「敵対的な行為」と表現し、辞任を要求した [3, 1]。こうした内部圧力にもかかわらず、ヴェシュテア氏は内閣を樹立するという公式の任務を遂行しなければならないと述べた。
ヴェシュテア氏は「政府を樹立するための任務を放棄することはない」と語った [2]。
首相指名候補は、党内の亀裂を乗り越え、議会での過半数を確保する意向であるとしている。また、政府を樹立し、議会の承認を得るために全力を尽くすと述べた [1]。
この内部紛争は、2024年6月21日に予定されているPNLの臨時大会を前にして起きている [3]。党指導部は今回の指名から距離を置こうとしているが、ヴェシュテア氏は統治計画を推し進めており、指名候補者が自身の政治的基盤と対立する形となっている。
ヴェシュテア氏が屈折を拒否したことは、PNL内部に深刻な亀裂があることを示唆している。党が辞退を強要しようとする動きは、誰が執行部を率いるかを巡る、大統領府と党幹部との間の権力争いを浮き彫りにしている [3]。
“「政府を樹立するための任務を放棄することはない」”
アドリアン・ヴェシュテア氏とPNL指導部の対立は、党規律の崩壊と大統領府との権力争いを意味している。首相指名候補が就任するには議会の承認が必要であるため、自党が正式に支持を撤回した場合、辞任拒否は信任投票の失敗につながる可能性がある。その結果、大統領が別の候補者を指名するか、あるいは総選挙を強制される事態となる可能性がある。


