米国の中務長官マルコ・ルビオ氏は、2024年5月23日、コルカタにある聖テレサのマザーハウスを訪問した [3]

この訪問は、宗教団体の法的地位を巡りインド国内で激しい政治的論争が起きている時期と重なっている。外国寄付規制法(FCRA)の改正案を巡り、政治各党の間では、「神の愛の宣教者会」を含むキリスト教団体が運営上の制限に直面する可能性があるとの懸念が高まっている。

ルビオ氏は、「神の愛の宣教者会」の世界本部であるマザーハウスで、修道女らと1時間以上を共にした [2]。今回の立ち寄りは、二国間関係の強化を目的とした4日間にわたる [1] インド外交訪問の一環であった。

国務長官の訪問は人道的な関わりと外交的エンゲージメントに重点を置いたものであったが、トリナムール会議やインド人民党(BJP)などのインド政党は、同団体の規制上の地位を巡って対立している。論争の核心は、FCRAの改正案が、社会サービス提供のために国際的な資金援助に依存している信仰ベースのNGOを不当に標的にすることになるか否かという点にある。

「神の愛の宣教者会」は、西ベンガル州で貧困層や死にゆく人々のための様々な施設やクリニックの運営を続けている。ルビオ氏がもたらした外交的な注目は、同団体の国際的な知名度の高さと、インド国内の規制変更が引き起こし得る外交的摩擦を浮き彫りにした。

ルビオ氏はマザーハウスで修道女らと1時間以上を共にした

今回の訪問は、インドにおける著名な人道支援団体の活動の自由に対し、米国が関心を寄せていることを示唆している。規制の不透明な時期に「神の愛の宣教者会」を訪問することで、米国国務省はこれらの団体が国際社会にとっていかに重要であるかを暗に強調し、インドのFCRA改正に外交的なスポットライトを当てた可能性がある。