サムスン電子の李在鎞(イ・ジェヨン)会長は、韓国の製造技術に対する海外の関心が高まっている中、同社はより一層努力しなければならないと述べた [1]。
この決意は、韓国がハイテク分野における戦略的パートナーシップを強固にしようとする中で示された。欧州の産業リーダーとの連携強化は、半導体および人工知能(AI)の覇権を巡る世界的な競争において競争優位性を維持するために不可欠である。
李会長は2026年6月12日 [1]、イタリアのローマで開催された「韓伊ビジネスラウンドテーブル」において、これらの発言を行った [1]。このイベントは、航空宇宙、エネルギー、AI、半導体などの未来産業に焦点を当て、両国間の経済協力を深めるためのプラットフォームとして機能した [2]。
韓国の製造能力に対する世界的な注目が高まっていることについて記者が質問した際、李会長は「私たちはより努力する必要がある」と答えた [1]。また、イタリアを「特別な国」であると述べた [2]。
ラウンドテーブルには、政治およびビジネス界のハイレベルな代表団が参加した。出席者には、韓国経済協会の柳珍(リュ・ジン)会長や李在明(イ・ジェミョン)大統領らが含まれていた [1]。イタリア側からは、アントニオ・タヤーニ副首相や、フェラーリおよびステランティスの会長であるジョン・エルカーン氏らが参加した [1]。
柳会長は、会合の開催地としての重要性を強調し、「すべての道はローマに通ず」と述べた [1]。
議論の中心となったのは、韓国の技術的専門知識をイタリアの産業デザインおよびエンジニアリングといかに統合させるかという点であった。これらの分野における双方の強みを合わせることで、次世代の電子機器や自動車技術に向けた、より弾力性のあるサプライチェーンの構築を目指している [2]。
“「私たちはより努力する必要がある」”
李在鎞会長が公に「さらなる努力」を強調したことは、サムスンが現在の世界的な地位に甘んじることを警戒していることを示唆している。自動車や航空宇宙などの分野でイタリアのリーダー層と連携することで、サムスンはAIや半導体技術の応用範囲を、家電製品以外からハイエンドの産業エンジニアリングへと多様化させる狙いがあると考えられる。



