米国税関・国境警備局(CBP)および連邦法執行機関が、米国・メキシコ国境を越えて麻薬を密輸するために使用されていた大規模な地下トンネルを発見した。
今回の発見は、麻薬密売組織によって構築された高度なインフラに対し、国境警備を維持し続けるという継続的な課題を浮き彫りにした。こうしたトンネルを利用することで、公式の入国審査場を回避し、大量の麻薬を輸送することが可能となる。
トンネルはカリフォルニア州サンディエゴのオタイ・メサにある「Buy-4-Less」店舗の地下に位置しており、メキシコのティフアナと接続していた [1, 2]。当局によると、この通路はメキシコの麻薬密売者が米国へコカインやマリファナを輸送するために建設されたという [1, 2]。
報告書によれば、トンネルの深さは55フィート(約16.7メートル)に達していた [2]。全長は1,933フィート(約589メートル)[1] から2,000フィート(約610メートル)近くと推定されている [2]。この距離は、おおよそアメフト場6〜7個分に相当する [1, 3]。
連邦捜査官は、国境を越えた密輸活動を阻止するための広範な取り組みの一環として、この現場を突き止めた。建設規模から、関与した密売組織が多額のリソースを投入したことが伺える。このトンネルは秘密の導管として機能し、サンディエゴの商業店舗を通じて不法商品が米国市場に流入していた [2]。
米当局は、押収された麻薬の量や、この現場に関連して行われた逮捕者数などの具体的な詳細はまだ明らかにしていない。今回の作戦では、複数の連邦機関が連携し、通路の出入口の特定と確保にあたった [1, 2]。
“トンネルはサンディエゴ、オタイ・メサのBuy-4-Less店舗の地下に位置していた”
深さ55フィートのトンネルのような高投資インフラの使用は、国際的な犯罪組織が国境警備を回避するために専門的なエンジニアリングを導入できる能力を持っていることを示している。このような高度な地下ルートへの移行は、従来の監視を困難にしており、麻薬密売ネットワークが地上レベルでの取り締まり強化に対抗するため、物流を多様化させていることを示唆している。



