Sarvamは2026年6月15日、シリーズB資金調達ラウンドのファーストクローズにおいて2億3400万ドルを調達した [1]

この投資により、ベンガルールを拠点とする同社はユニコーン企業の仲間入りを果たした。これは、インド国内で「ソブリンAI(主権AI)」能力を強化しようとする動きが高まっていることを示唆している。多額の資本を確保することで、Sarvamは外国のAIインフラへの依存を減らし、現地のニーズに合わせたモデルの開発を目指す。

HCLTechが主導したこの資金調達ラウンドにより、同社の評価額は15億ドルとなった [1]。一部の報告では正確なリード投資額が明記されていないが、別の情報源によれば、HCLTechが1億5000万ドルを出資したとしている [2]。同社はシリーズBラウンド全体で、合計3億ドルの調達を目標としている [4]

このラウンドには、Bessemer Venture Partners、Khosla Ventures、Peak XV Partnersなどの投資家も参加している [1]。これらの企業はHCLTechと共に、同スタートアップによる高計算能力を要するAI研究の拡大を支援する。

Sarvamは、調達した資金を次世代AIモデルの研究に充てる計画だ [1]。同社は特に、エージェンティックAI(自律型AI)、コーディング、およびサイバーセキュリティのユースケースに注力している [1]。これらの目標を達成するため、計算インフラの拡張も行うとしている [1]

今回の成長は、インドがより強固な人工知能エコシステムの構築を目指す中で起きている。エージェンティックモデルへの注力は、単なるテキスト生成にとどまらず、複雑なタスクを自律的に実行できるAIへの移行を示唆している。

SarvamはシリーズB資金調達ラウンドのファーストクローズで2億3400万ドルを調達した

Sarvamがユニコーン企業として評価されたことは、データセキュリティと言語的な適合性を確保するために国家が国内モデルに投資する「ソブリンAI」への戦略的転換を浮き彫りにしている。エージェンティックAIやサイバーセキュリティへの応用をターゲットにすることで、Sarvamは汎用的なチャットボットを超え、インドの産業およびデジタルインフラに直接統合可能な特化型ツールの創出へと向かっている。