民主党がソウル市議会の定数118議席のうち80議席を獲得し [1]、市の立法機関において圧倒的な過半数を確保した。
この結果、韓国の首都ソウルでは「ねじれ」の状態が生じることになる。市長が執行権を握る一方で、市議会は予算や立法の監視権をコントロールしているため、呉世勲市長は自身の政策を実現するために、野党主導の議会と交渉しなければならない。
国民の力に所属する呉世勲氏は、ソウル市長として史上初めて5選を果たした [1]。個人の勝利を収めたものの、その市政運営は困難な立法の環境に直面することになる。国民の力は118議席中38議席にとどまり [1]、議会では少数派となった。
この権力構造の変化は、2022年6月1日から2日にかけて行われた地方選挙によるものである [2]。民主党が議席の約68%を掌握したことで [1]、市長の政策立案に対する監視とチェックのレベルが高まることが予想される。
就任にあたり、呉氏は「38日ぶりに自分の場所に戻ってきた。一時は戻れないかもしれないと思った瞬間もあった」と振り返った。
執行部と市議会の間の緊張は、主に政策の検証を中心に展開すると見られる。圧倒的な多数派を握る民主党は、市長の提案を阻止または修正させる影響力を持ち、ソウル市庁内で政治的な摩擦が生じる期間が続く可能性がある。
“民主党がソウル市議会の118議席中80議席を獲得”
今回の選挙結果により、ソウルにおける行政改革のペースを鈍化させる可能性のある「抑制と均衡」のシステムが構築された。市長と議会多数派が異なる政党に属するため、市の統治は一方的な政策執行から、強制的な妥協と激しい立法的監視を伴うモデルへと移行する可能性が高い。





