ベテラン俳優でトリナムール会議(TMC)所属の国会議員であるシャトルガン・シンハ氏は、困難な時期に指導者のママタ・バナジー氏を見捨てることはないと述べた。

この発言は、シンハ氏がTMC内の「反主流派」に合流したという憶測が広がる中で出された。党指導部との決別を示唆し、ロク・サバ(下院)議長に宛てた書簡に署名したという報道が表面化したことで、論争が激化していた。

2024年6月11日、ニューデリーで記者団に語った際 [2]、シンハ氏は自身を反主流派キャンプに結びつける報道を否定した。同氏はバナジー氏への個人的な忠誠心を強調し、自身が過去に直面した困難な時に彼女が支持してくれたことに言及し、「ママタ・バナジー氏は私のそばにいてくれた。彼女が困難な時に、私は離れない」と述べた [1]

また、シンハ氏は噂を呼んだ最近のSNS活動についても触れた。同氏はX(旧Twitter)に、ナレンドラ・モディ首相が就任12年を迎えたことを祝うメッセージを投稿していた [1]。首相を称賛したものの、シンハ氏は自身の行動が個人的な利益によるものではないと述べ、「私が何を言い、何をしようとも、それは私利私欲なく、熟慮した上で行っている」と語った [2]

TMCが現連邦政府と対立関係にあることを踏まえると、首相の12年の任期を公に称賛したこと [1] は矛盾しているように見えた。しかし、シンハ氏は、この行為が党への忠誠心の変化や反主流派への移行を示すという考えを一笑に付した。

反主流派の書簡への署名を明確に否定することで、シンハ氏は党内での地位を安定させようとした。政治的な対立相手を祝うことができることが、党指導者への裏切りを意味するわけではないと主張している。

「ママタ・バナジー氏は私のそばにいてくれた。彼女が困難な時に、私は離れない」

政治的ライバルを称賛しながら党指導者への忠誠を誓うというシンハ氏の二面的なアプローチは、TMC内部の複雑な力学を反映している。反主流派から公に距離を置くことで、独立した政治的発言者としてのイメージを維持しつつ、党の階層内での地位を保とうとしている。