FIFAのソマリア人審判、オマール・アブドゥルカディル・アルタン氏が2026年6月8日、米国への入国を拒否され [1]、2026年ワールドカップ(W杯)へのデビューが不可能となった。
アルタン氏はW杯の試合を主審・副審として担当するソマリア人初の審判として選出されており [3]、今回の事態はソマリアのスポーツ界における代表性の観点から大きな損失となる。
アルタン氏はマイアミ国際空港で当局に止められた [2]。米国税関・国境警備局(CBP)は、同審判が「審査上の懸念(vetting concerns)」により入国不適格であると述べた [2]。同局は、入国拒否に至った審査上の問題の具体的な性質については詳細を明らかにしていない。
国境当局の決定を受け、FIFAはこの状況を認めた。FIFAの広報担当者は「彼が大会で審判を務めることができなくなったことは遺憾である」と述べた [3]。同組織は、アルタン氏の欠員を埋めるための代替審判を任命するかどうかについては発表していない。
このニュースはソマリアのスポーツコミュニティに波紋を広げている。ソマリアサッカー連盟の幹部は「これはソマリアサッカーにとって失望すべき出来事だ」と語った [1]。
アルタン氏の選出は、東アフリカの審判にとっての節目と見なされていた。米国への入国が叶わなかったことで、今回の大会サイクルにおいて、世界的な舞台で自らの能力を発揮する機会を失うことになる [3]。
“「審査上の懸念」”
FIFAが認定した審判の入国拒否は、国際的なスポーツ外交と国家安全保障プロトコルの間の緊張を浮き彫りにしている。アルタン氏はソマリアにとって歴史的な初の快挙であったため、彼の不在は、世界で最も注目されるイベントの一つにおいて、同国のサッカーインフラが可視化される稀な機会を奪うことになる。





