シリル・ラマポーザ大統領とアーロン・モトソアレディ保健大臣は、南アフリカのムプマランガ州にあるリリアン・ンゴイ・スタジアムにて、長時間作用型のHIV予防注射剤「Lenacapavir」を導入した [1]

この薬剤の導入は、世界的に見ても極めて高いHIV負担を抱える同国にとって、予防ケアにおける重要な転換点となる。投与回数を減らすことで、政府はリスクの高い人々における服薬遵守率とアクセスの向上を目指している。

Lenacapavirは年に2回の注射で投与される [1]。1回の投与で6か月間、継続的なHIV予防効果が得られる [1]。この長時間作用型のアプローチにより、これまで多くの患者にとって継続的な使用の障壁となっていた、毎日の経口薬の服用が不要となる。

今回の導入は、南アフリカが約800万人がHIVと共に生きているという危機的状況を管理する中で行われた [1]。政府はこの注射剤を、国内の新規感染数を減少させるための主要なツールとして活用する意向だ。

導入式はムプマランガ州で行われたが、一部の報道では場所について混乱が生じ、ある情報源は誤ってナイジェリアでイベントが行われたとしている [1, 2]。しかし、公式行事はリリアン・ンゴイ・スタジアムで開催された [1]

保健当局者は、持続可能な長期的な予防策を提供することが目標であると述べた。焦点は、この新しい医療ツールを既存の公衆衛生インフラに統合し、最も必要としている人々が頻繁にクリニックを訪れることなく注射を受けられるようにすることにある。

Lenacapavirは年に2回の注射で投与される

毎日の服用から年2回の注射への移行は、「ピル疲れ」や、毎日の服薬に伴うスティグマ(社会的偏見)を解消する。この導入が成功すれば、継続的な予防における行動上の障壁が取り除かれ、南アフリカにおけるHIVの新規感染率を大幅に低下させる可能性がある。