韓国の主要商業銀行5行における個人向け当座貸越(マイナス通帳)口座の残高が、3年8カ月ぶりの高水準に達した [1]

この急増は、個人トレーダーが市場の変動を利用して利益を得ようと多額の借入を行う「借金投資」の傾向が強まっていることを反映している。こうした行動は、市場が予想外に変動し続けた場合に深刻な損失を被る可能性がある個人投資家にとって、システム上のリスクを高めることになる。

2024年6月25日時点で、これら金融機関の個人向けマイナス通帳の総残高は約43.36兆ウォンに達した [1]。この数値は、2022年10月31日に記録した過去最高額の43.66兆ウォンに迫る水準である [2]

市場分析担当者は、現在の環境を「ローラーコースター」のような相場であると表現している。投資家は急激な価格下落を買い付けの好機と捉えており、その資金調達のために借入が急増している。YTNの記者は、KOSPI指数が急騰と急落を繰り返すパターンを見せたことで、投資家が借入の利用を増やしたと伝えている [3]

借入の増加は、この1カ月間、着実に続いている。報告によると、第1週に81億ウォン増加し [4]、第2週には47億ウォン増加した [5]。第3週には13億ウォンの増加が見られ [6]、第4週にはさらに38億ウォンが積み上がった [7]

投資のために借入を行う「ビットトゥ(bit-too)」の傾向は、韓国の個人トレーダーの高いリスク許容度を浮き彫りにしている。残高を超えて資金を引き出せる柔軟な信用枠であるマイナス通帳を利用することで、投資家は市場の下落時に迅速に資本を投入できる。しかし、この戦略は金利上昇や突然の市場暴落に対して脆弱であるというリスクを孕んでいる。

主要商業銀行5行における個人向けマイナス通帳ローンの総残高が、3年8カ月ぶりの高水準に上昇した。

マイナス通帳の残高増加は、韓国の個人投資家が短期的な市場変動を投機的に利用するため、ますます負債をレバレッジとして活用していることを示している。この傾向は、市場が底を打ったという信念があることを示唆しているが、同時に個人の財務状況を不安定なものにする。もしKOSPIが反発に失敗すれば、強制決済の波が押し寄せ、市場の不安定さをさらに悪化させる可能性がある。