最近の取引セッションにおいて、韓国ウォンは1ドル1,540〜1,550ウォンの範囲まで急落した [1, 2]。

この通貨安は、国内のインフレを加速させ、輸入コストを増大させる恐れがある。ウォン価値の急速な下落により、為替レートが1,600ウォンまで上昇するのではないかという懸念が広がっている [2]

夜間取引では、2008年の金融危機以来初めて1,540ウォン台に突入した [1]。また、午前中の取引では1ドル1,550ウォンに迫る場面があった [2]。この変動は、ウォン・ドル相場が12営業日連続で1,500ウォンを超えて推移している傾向に沿ったものである [2]

通貨下落の要因は複数ある。輸出業者がさらなる下落を期待してドルのウォンへの換金を遅らせているほか、外国人投資家によるKOSPI株の売り越しが続いている [1]。これらの複合的な圧力により、政府は通貨安定のための市場介入の可能性を検討せざるを得ない状況となっている。

しかし、介入能力はリソースの減少によって制約されている。韓国の外貨準備高は前月比で8億8,800万ドル減少した [1]

具潤哲(ク・ユンチョル)副首相兼経済財政部長官は、国民への影響に焦点を当て、現状について次のように述べた。「金融・外貨市場の変動性の拡大と、国民生活物価の困難な状況に対し、特に警戒して対応している」 [1]

ウォン・ドル相場は12営業日連続で1,500ウォンを上回って推移している。

通貨安と外貨準備高の減少が同時に進行することで、韓国政府が市場の変動に対抗するための手段が少なくなっている。ウォンが1,600ウォンに向けて下落し続ければ、不可欠な輸入物のコストが上昇し、国内経済をさらに圧迫するとともに、経済財政省に多額のコストを伴う市場介入を強いる圧力となる可能性が高い。