スクウェア・エニックスは2026年6月6日、上海の賑やかな商業地区に初の公式グッズ店をオープンした [1]。
この動きは中国市場への重要な拡大を意味しており、日本のロールプレイングゲーム(RPG)への根強い支持がある地域をターゲットとしている。実店舗を構えることで、これまで輸入やサードパーティの販売業者に頼っていた膨大なファン層の需要に直接応える狙いだ。
開店日には、同社の最も有名なフランチャイズ作品のアイテムを購入しようとする中国のファンが長い列を作った [1]。店内では、中国全土で高い知名度を誇る「ドラゴンクエスト」および「ファイナルファンタジー」シリーズを中心とした幅広い製品が展開されている [2]。
多くの来場者にとって、このオープンは数十年にわたるブランドへの関心の集大成といえる。ある熱心なファンは、「もう20年も日本のゲームをプレイしている」と語った [1]。これらのタイトルの魅力は世代を超えて受け継がれており、若い層の間でも同スタジオのレガシーに対する強い関心が示されている。
また、別の顧客は、2000年代生まれの若者の多くがブランドを支持していると述べ、上海でのさらなる展開への強い要望を口にした [1]。
上海での出店という戦略的決定は、同市が商業ハブであり、ユースカルチャーの中心地であるという地位に合致している。この店舗は、ファンが厳選された環境の中でスクウェア・エニックスの知的財産(IP)に触れることができる専用の空間を提供する [2]。
“「もう20年も日本のゲームをプレイしている」”
上海に専用の小売店を開設したことは、スクウェア・エニックスが中国における「デジタル第一」の配信戦略から、より包括的なブランド体験へとシフトしていることを示唆している。公式グッズを通じて「コレクター」市場を取り込むことで、世界最大級のゲーム市場の一つである中国のZ世代消費者の間でブランドロイヤリティを構築しつつ、知的財産(IP)をより効果的に収益化することが可能になる。



