インド最高裁判所は4月23日(木)、国民会議党のリーダーであるパワン・ケラ氏による保釈申請(逮捕前保釈)に関する判決を留保した [1]。
本件は、アッサム州のヒマンタ・ビスワ・サルマ州首相の妻が、複数のパスポートを所持し、未公開の海外資産を保有しているという疑惑を中心としている [1], [2]。州の高官と著名な野党リーダーが関与しているため、今回の裁判所の決定は、捜査中の政治家によるこうした主張に対し、法制度が逮捕を許容するかどうかを決定付けることになる。
法的手続きは、グワハティにあるアッサム警察犯罪捜査局によって立件された事件に伴うものである [1], [2]。ニューデリーでの審理において、裁判所は捜査が継続される間、ケラ氏に逮捕からの保護(保釈)を認めるべきかどうかについての議論を聴取した [1], [2]。
ケラ氏の弁護人は、州首相を「憲法上のカウボーイ(法の枠を無視する者)」と表現した [1]。弁護側は、たとえ疑惑が認められたとしても、逮捕を正当化する法的根拠はないと主張した [3]。
対して、検察側は保釈申請に反対し、ケラ氏が逃走しており、進行中の捜査に非協力的であると述べた [2]。検察側は、同リーダーの協力不足により、捜査の完全性を確保するためには身柄拘束が必要であるとした [2]。
裁判所は即時の判決を下さず、後日に判決を留保した [1], [2], [3]。これは、裁判官らが議論を慎重に検討した上で、ケラ氏に保釈を認めるか、あるいは警察による逮捕を許可するかを決定することを意味する [1]。
“彼は憲法上のカウボーイだ”
本件は、政治的な説明責任と、公職者に対する疑惑を処理するための刑事法の利用との間にある緊張関係を浮き彫りにしている。判決を留保したことで、最高裁判所は、捜査目的での逮捕の必要性と、法的手続きが政治的な威嚇の道具として利用される可能性との間で、慎重に検討していることになる。





