トリナムール会議(TMC)の幹部であり、ラージヤ・サバ(上院)議員のシュシュミタ・デブ氏が、2024年6月10日に議員職および党員資格を辞した [1]。
今回の離脱は、幹部レベルの相次ぐ辞任により危機的状況にあるTMCのママタ・バナジー党首にとって、大きな打撃となる。
デブ氏は上院議員の座とTMCの正党員資格の両方を返上した [2]。離脱後、彼女はデリーでヒマンタ・ビスワ・サルマ・アッサム州首相と会談した [3]。これらの協議を経て、彼女はインド人民党(BJP)に加入する見通しであると報じられている [2, 3]。
この動きは、西ベンガル州におけるTMC指導部にとって不安定な時期に重なる。党の安定性は、これまでも幹部級の離脱が相次いでおり、党運営に連続的な衝撃を与えていたため、圧力を受けていた [4]。
地域の政治情勢は依然として不安定だ。2024年5月7日に西ベンガル州議会が解散されており [5]、TMCが内部の離反に対処する中で、統治体制と党構造はさらに複雑化している。
デブ氏のBJPへの転向は、地域的な忠誠心のより大きなシフトの一環と見られている。BJPへ移ることで、デブ氏は元TMCメンバーを吸収することで東部での足場を積極的に拡大している同党に合流することになる。
“シュシュミタ・デブ氏は2024年6月10日に議員職と党員資格を辞した。”
シュシュミタ・デブ氏の辞任は、トリナムール会議(TMC)の脆弱性が深まっていることを示唆している。上院の幹部をBJPに奪われることで、TMCは立法上の票だけでなく、上院における影響力のある顔を失うことになる。西ベンガル州議会の解散直後に起きたこの離反は、BJPがTMCの内部不安を巧みに利用し、同党の地域的な支配力を弱めようとする再編期の動きであると考えられる。



