スコットランドのジョン・スウィニー首相(SNP:スコットランド国民党)は、2度目の独立住民投票を可能にするための権限移譲を英国政府に求める動議を提出した [1]

この動きは、英国からの分離に向けた法的経路を確保しようとするSNPの改めての攻勢を意味している。ウェストミンスター(英国議会)に特定の権限を要求することで、スコットランド議会が単独で投票を呼びかけることを妨げてきたこれまでの法的障壁を回避することを目指している。

スウィニー首相が動議を提出したのは2026年4月27日である [2]。この要求のタイミングは戦略的であり、2026年5月7日に実施されたスコットランド議会選挙の直前であった [1]。この動議は、エディンバラのホリールードへ必要な権限を移譲することについて、英国政府からの正式な合意を求めるものである [3]

SNPの指導者らは、国の未来を決定するためには新たな民主的マンデート(信任)が必要であると述べた [4]。同党は、現在の憲法上の取り決めはスコットランド国民の意思を十分に反映していないと主張しており、この点は長年スコットランド政治における論争の的となっている。

この動議は正式な立法上の手続きではあるが、英国政府の協力が必要となる。歴史的にウェストミンスター側は、2014年の住民投票は「一世代における決定的な判断」であったとして、こうした権限の付与に抵抗してきた [4]

動議の支持者らは、直近の選挙サイクルが主権に関する議論を強制させるために必要な政治的機運をもたらすと信じている。一方で反対派は、この要求は実行可能な法的戦略ではなく、SNPの支持基盤を活性化させるための政治的策動であると述べた [3]

スコットランド議会は現在、スウィニー首相の要求を支持するかどうかの採決に直面している。可決されれば、この動議は地方政府からロンドンの中央政府への公式な要求として機能することになる [3]

ジョン・スウィニー首相は、2度目の独立住民投票を可能にする権限移譲を英国政府に促す動議を提出した。

この動議は、住民投票の法的負担をスコットランドによる一方的な決定から、交渉による権限移譲へと転換させようとする試みである。5月7日の選挙による民主的マンデートに要求を紐付けることで、SNPは独立論争を単なる法的管轄権の問題ではなく、選挙上の正当性の問題として枠付けしようとしている。