テヘランの抗議デモ参加者が、新たに交渉された米国・イラン間の核合意に反対し、政府が屈辱的な合意を導いたと非難した[1]。
この混乱は、イラン指導部内部の深い分断を浮き彫りにしている。強硬派は、米国への譲歩が国家主権を損ない、事実上、国を植民地化させることになりかねないと主張している[1]。
デモ参加者は特にホセイン・アラグチ外相を標的にし、この合意はイランの利益を放棄したものだと主張した[1]。抗議活動は2020年6月14日に行われ、これはドナルド・トランプ米大統領の80歳の誕生日にあたっていた[1]。
イラン国会国家安全保障委員会のサイエド・マフムード・ナバビアン副委員長は、核計画を巡る緊張について言及した。ナバビアン氏は、イランは核兵器を製造または開発しないことを強調していると述べた[1]。
こうした公式見解にもかかわらず、国内の批判層は依然として激しい。抗議者は、核への野心を捨てることで、政権は実質的に米国大統領に「贈り物」を差し出しているのだと述べた[1]。この内部摩擦は、外交的な突破口がイラン国会や治安当局から強い抵抗を受ける可能性があることを示唆している。
デモでは、交渉力の喪失に対する不満が集中した。強硬派の抗議者は、この合意は核能力を放棄し、米国の植民地として振る舞うことを意味すると述べた[1]。
“イランは核兵器を製造または開発しないことを強調している”
今回の抗議活動は、制裁を回避するための国際的な外交要件を満たしつつ、国内の強硬派による反対を抑え込まなければならないという、イラン政府が置かれた危ういバランス調整を象徴している。米大統領の節目となる誕生日に合わせて混乱が起きたことは、反対運動の象徴的な性質と、イランの治安当局の目から見て「弱さ」と見なされることの政治的コストが高いことを裏付けている。



