トリナムール会議(TMC)の反旗を翻した20人の国会議員が、6月14日(日)、国民市民党(NCPI)への合流を発表した [1], [5]

この動きは、国民民主同盟(NDA)を強化することで、ロク・サバにおける勢力均衡を変化させる。この策略により、議員たちはインドの厳格な「反離脱法」を回避しながら、忠誠先を移行させることが可能となる。

NCPIはトリプラ州を拠点とする、知名度の低い政治団体である [1], [4]。6年前に設立され [4]、今回の合流まで国内政治における影響力は限定的であった。反旗を翻した議員たちが、BJP(インド人民党)への直接合流ではなくトリプラ州の政党を選んだのは、反離脱法の規定を遵守するためである [1], [2]

今回の政治的再編は、2026年の西ベンガル州議会選挙におけるTMCの敗北を受けたものである [3]。この敗北により、多くの議員が党指導部に不満を抱き、NDAへの接近を促した [3]

この合流は、BJP率いる連立政権の立法数に大きな影響を与える。NDAのロク・サバにおける議席数は294から314に増加する見込みだ [1]。この議席増にもかかわらず、同連立政権は3分の2の多数派を確保するには依然として46議席不足している [1]

NCPIのような公認政党に合流することで、20人の議員は個別の離脱に伴う自動的な失格処分を回避できる [1], [2]。この戦略により、彼らは議員としての地位を維持しつつ、下院においてNDAに大きな投票ブロックを提供することになる。

NDAのロク・サバにおける議席数は294から314に増加する見込みだ

今回の合流は、政党間の乗り換えを禁じるインド憲法「第10スケジュール」を回避するために、いわゆる「シェル(器)」となる小政党を戦略的に利用した事例である。NCPIに合流することで、反旗を翻した議員たちは、議席を剥奪される法的メカニズムを起動させることなく、NDAに不可欠な票数を提供できる。NDAは大幅に地歩を固めたが、3分の2の多数派に届かなかったため、憲法改正を単独で可決させる権限は依然として不足している。