タミル・ナードゥ州のC. ジョセフ・ヴィジャイ首相は、NITI Aayogの会議およびハイレベルな政治的協議のため、ニューデリーを訪問する。
今回の訪問は、首相就任後初めての首都訪問となる。州の開発に向けた中央政府の支援を確保し、地域の複雑な政治状況を乗り切るための極めて重要な取り組みとなる。
ある大臣によれば、NITI Aayogの会議は2024年6月11日に予定されている [1]。しかし、5月26日の発表を受けて、訪問は2024年5月29日に計画されていたとする別の報道もある [2]。
滞在中、ヴィジャイ首相はNITI Aayogのフォーラムでタミル・ナードゥ州の開発ニーズを提起し、さまざまな中央プロジェクトへの支援を求める見通しだ [3]。関係者によると、ナレンドラ・モディ首相に面会する可能性が高いという [4]。また、日程にはアミット・シャー連邦大臣との会談 [5] や、同盟の可能性を協議するための国民会議派(Congress)の各リーダーとの会談が含まれる可能性があるとの報道もある [6]。
首相によるこうした働きかけは、同州が立法面で著しい孤立状態にある中で行われる。現在、タミル・ナードゥ州は下院(Lok Sabha)と上院(Rajya Sabha)の両方において、国会議員を一人も出していない [7]。国会における代表者の不在は、首相が中央政府や潜在的な政治的同盟相手との直接的な通信ルートを確立することの緊急性を浮き彫りにしている。
ヴィジャイ首相の戦略は二段構えであると考えられる。NITI Aayogの枠組みを通じて即急なインフラおよび財政支援を確保しつつ、同時に国民会議派との政治的パートナーシップを模索することで、国家統治における足がかりを取り戻そうとしている [3], [6]。
“タミル・ナードゥ州は現在、下院および上院の両方において国会議員を一人も出していない”
今回の訪問は、タミル・ナードゥ州の指導部にとって戦略的な転換点となる。NITI Aayogとの正式な行政アジェンダと、与党BJPおよび野党・国民会議派との非公式な政治交渉をバランスよく進めることで、ヴィジャイ首相は代表権の空白を埋めようとしている。国会に議員が不在であるため、同州は連邦政府の政策決定において自州の利益が軽視されないよう、首相個人の外交力に大きく依存している状況にある。





