東京に、本物の恐竜や古代生物の化石を購入できる新しいコンセプトショップが登場した [1]

この事業は、これまで博物館での展示のみに限定されていた希少な古生物学的標本を、個人が所有可能な「ラグジュアリー・アート」へと転換させるものである。化石をハイエンドなコレクターズアイテムとして扱うことで、日本において先史時代の遺骸という新たな商業市場を創出している [1]

代表取締役の笹森史郎氏が率いる株式会社SASAMOが運営する「Buyable Fossil Museum TOKYO」は、5月1日にグランドオープンした [1]。店舗は東京都新宿区福町に位置している [2]

店内の在庫は、ティラノサウルス・レクスの歯のような小物から、巨大な標本まで多岐にわたる [1]。企業データによると、大型の化石の中には数千万円の値が付けられているものもあるという [1]

このコンセプトに対する世間の関心は非常に高く、プレオープン期間中の予約数は8倍に急増した [3]。この急増は、高価格帯であっても、先史時代の生命との有形的なつながりを求める日本の消費者の強い意欲を示唆している [3]

このビジネスモデルは、通常は学術機関にのみ許されていた所有という体験を消費者に提供することを目指している。同店はこれらの化石を「アート」として位置づけ、科学的な好奇心とインテリアデザインの橋渡しをしようとしている [1]

現在は新宿の店舗が中心となっているが、福岡の「Buyable Fossil Museum」においても同様の販売活動が行われているとの報告がある [4]

ティラノサウルスの歯や大型の化石を購入可能

Buyable Fossil Museum TOKYOのオープンは、科学的標本を投資用アートとしてリブランディングする「ラグジュアリー・キュリオシティ(贅沢な好奇心)」市場の成長傾向を反映している。化石を公立博物館から個人のリビングルームへと移すことで、古生物学を商品化しており、これにより化石の商業的価値が高まる一方で、機関による管理から離れる可能性がある。