ドナルド・トランプ大統領は2026年6月10日(水)、大統領執務室にて、移民取り締まりの予算を確保する「セキュア・アメリカ法(Secure America Act)」に署名した [1]。
この法律は、国境警備および国内取り締まりに向けた連邦政府のリソースを大幅に拡大することを意味している。共和党主導の調整プロセス(reconciliation process)を利用することで、政権は支出レベルに関する広範な超党派の合意を得ることなく、米国国境の管理を担う機関への長期的な資金調達を確保した。
同法は、2029年までの移民取り締まりに対し、総額約700億ドル [2] の予算を充当する [3]。この配分の中で、380億ドル [2] が特に米国移民・関税執行局(ICE)向けに割り当てられている。
この資金は、今後3年間にわたりICEと国境警備隊の両組織の運用能力を強化することを目的としている [3]。この財政的な増強は、政権がより厳格な国境管理と強制送還の取り組みを優先し続けている中で行われた。
署名式において、トランプ大統領は外交上の緊張についても言及した。イランについて「合意に向けた交渉に時間をかけすぎている」とし、「今や彼らは代償を払うことになるだろう」と述べた [4]。
セキュア・アメリカ法は、国境警備予算を単一の数年計画パッケージに統合しようとする共和党の広範な立法上の取り組みの中で導入された。調整プロセスを採用することで、共和党は大規模な支出法案に通常伴う特定の立法上の障壁を回避することが可能となった。
“同法は、2029年までの移民取り締まりに対し、総額約700億ドルの予算を充当する。”
セキュア・アメリカ法により、米国政府は今後3年間の移民取り締まりに向けた確実な資金パイプラインを確保し、毎年の予算承認を巡る争いの必要性が軽減される。特にICEに380億ドルを割り当てたことで、政権は従来の国境警備に加え、より積極的な国内取り締まりと強制送還作戦へとシフトすることを明確に示した。





