2026年5月17日(日)、ドローンがバラカ原子力発電所を攻撃し [1]、施設外縁部で火災が発生した。
今回の事件は、アラブ首長国連邦(UAE)の重要エネルギー施設における極めて稀なセキュリティ上の侵害となる。標的が原子力施設であるため、地域の安定性や、無人航空機(UAV)に対する戦略的インフラの脆弱性について、即座に懸念が高まっている。
アブダビ政府当局は、この事件を「挑発のないテロ攻撃」であるとした [1]。火災は発電所の外周部で発生したが、当局は今回の攻撃による放射能漏れや死傷者は報告していない。
UAE当局者によると、ドローンは同国の西側国境から飛来したという [2]。治安部隊が衝撃に反応し、施設外縁部の火災を鎮圧するために活動した。
当局はこの事件をテロとして分類しているが、動機は依然として不明である。UAE当局は声明の中で、今回の攻撃について「犯行を主張する者はいない」 [3] と述べた。
ドローンの出所と運用者を特定するための調査が現在も行われている。バラカ発電所はUAEのエネルギー戦略の中心的柱であり、当局はさらなる侵入を防ぐためにセキュリティプロトコルの見直しを進めている。
“「挑発のないテロ攻撃」”
今回の攻撃は、低コストのドローン技術が高価値な戦略的資産に及ぼすリスクが増大していることを示している。正体不明の実行犯が原子力施設を標的にしたことは、政治的または戦術的な目的を達成するために、壊滅的な環境被害や放射能災害のリスクを厭わない姿勢を示したことになり、中東におけるエネルギーインフラのセキュリティ状況をより複雑なものにする。





