ブエノスアイレス大学(UBA)は、アルゼンチン政府に対し、大学病院への不可欠な資金提供を求めるデモや請願を組織した。
この紛争は、国内最高峰の国立大学とハビエル・ミレイ大統領政権との間で、公衆衛生と教育の持続可能性を巡る溝が深まっていることを浮き彫りにしている。争点は、現在の財政政策が不可欠な緊縮策であるのか、あるいは公的機関を解体するための意図的な取り組みであるのかという点にある。
大学当局は、政府が2024年の大学予算を前年と同額に据え置いた決定 [1] により、病院の資金不足を招いたと述べた。この財政的な停滞により、大学側は現在の資源状況を「飢餓」状態であると表現している。
UBAの副学長であるエミリアーノ・ヤコビッティ氏は、行政府が大学病院に必要な資金を転送しなかったと述べた [2]。こうした資金不足を受け、大学は署名活動を行い、獣医学部や数理・自然科学部を含む各キャンパスで抗議活動を調整している [3]。
政治家もこの争いに加わっており、アクセル・キシロフ州知事は、教育と科学における予算調整を「破壊計画」と表現した [4]。また、抗議活動はフアン・ゴドイ・クルス上院議員を含む国会議員との摩擦も引き起こしている。
ハビエル・ミレイ大統領は、これらのデモを退けた。ミレイ氏はゴドイ議員を支持し、UBAで組織された学生による抗議活動を拒絶すると述べた [5]。政権側は予算制限の姿勢を維持しているが、大学側は、インフレ調整後の資金提供がないため、病院が必要な医療を提供できなくなっていると主張し続けている [2]。
5月上旬を通じて、UBAは大学資金調達法の拒否権行使に反対するため、コミュニティの動員を継続した [6]。同機関は、予算増額がなければ、教育病院を通じて提供される公的医療の質が低下するか、あるいは崩壊すると主張している。
“「これは破壊計画である」”
UBAとミレイ政権の対立は、アルゼンチンにおける国家の役割を巡るより広範な思想的闘争を反映している。大学予算を2023年の水準で凍結することで、政府はインフレ対策として厳格な緊縮プログラムを実施しているが、大学側は、このような凍結は実質的な予算削減であり、公衆衛生インフラを危うくするものだと主張している。これらの抗議活動の結果と、さらなる予算拒否権行使の可能性が、アルゼンチンの公立医学教育施設の運営能力を決定づけることになるだろう。





